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優しさと強さ:マレーシアのお母さんたちを祝う日 🐘💐💛

  • 執筆者の写真: Ezlyna
    Ezlyna
  • 5月12日
  • 読了時間: 3分

マレーシアの母の日は、花束やビュッフェだけではありません。静かに自分を振り返る時間であり、感謝の気持ちを伝える日でもあります。そして時には、喉の奥にじんと残る思いが込み上げてくることもあります。すぐそばにいる場合も、遠く離れている場合も、この日は特に、海外に住む人々の心を揺さぶります。


今年のマレーシアの母の日は、例年よりも少し優しく感じられました。今日、マレーシア中のソーシャルメディアは、亡くなった赤ちゃん象のそばから離れようとしなかった母親象の感動的な姿であふれました。何時間もその場に立ち尽くすその姿は、深い悲しみと強い愛情を表しており、多くの人々の心を打ちました。


母性という絆は、人間だけのものではないということを改めて思い出させてくれます。それは自然の一部であり、すべての命に共通する、普遍的な力なのです。


マレーシアでは、母親にはさまざまな呼び方があります。ボンダ、イブ、マック、ウミ、マミー、ママなど、それぞれの家庭に親しみのある言葉があります。時には、台所から飛んでくる一言だけで、強い絆を感じることもあります。


マレーシアのお母さんたちは、家庭の中の静かな支え手です。頼まれたわけでもないのに食事を用意し、家族の好みをきちんと覚えていて、いくつになっても「もう食べたの?」と気にかけてくれます。


海外から来た駐在員や留学生も、マレーシアのお母さんたちにあたたかく迎え入れられることがあります。長距離バスに乗る前に手渡されるお弁当や、「冷房が強いから靴下を履いてね」といった何気ないひとこと。それらは言葉では表現されない優しさと愛情の表れです。


もし今年、母親と離れて過ごしているなら、母の日は少し切なく感じられるかもしれません。でも、マレーシアには、その距離をほんの少し和らげてくれる瞬間があります。近所の方が温かいクイを差し入れてくれたり、誰かが食卓の席を用意してくれたりすると、遠くの故郷を思い出すこともあるでしょう。


また、もし今、母親として母国ではない土地で子育てをしているなら、この日は誇りと同時に、試練の重みも感じる日かもしれません。文化も言葉も超えて注がれる母の愛には、静かな強さが宿っています。


地域のマクチク(年配の女性)からのアドバイス、道端で出会った優しさ、そして深い悲しみに寄り添う母親象の姿。これらすべての瞬間に、母性の奥深さを感じることができます。


マレーシアンリンクでは、駐在員や外国人の方々がマレーシアで安心して暮らせるよう、お手伝いをしています。地域とのつながりや、安心できる居場所を探している方の旅路に、私たちは寄り添ってまいります。


人間も動物も、すべてのお母さんに敬意を込めて。近くにいても、遠くにいても。


セラマッ・ハリ・イブ

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