マレーシアのモンスーンシーズンについて ☔🌿
- Ezlyna
- 3 時間前
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マレーシアに引っ越してきたばかりの方は、天気の変化がとても早いことに気づくと思います。朝は晴れていても、雲が一気に広がり、短い間で大雨になることがあります。これは熱帯気候では普通のことで、日常の一部です。
マレーシアには四季がありません。代わりに、天気の流れや旅行計画、そして市内の交通状況にも影響を与える、二つの主要なモンスーンがあります。
二つのモンスーン
🌧 北東モンスーン(11月から3月)
こちらが強いモンスーンです。ケランタン、トレンガヌ、パハンなどマレー半島の東海岸に長く強い雨をもたらします。サバやサラワクの一部にも影響があります。海は荒れ、水上アクティビティは危険とされています。特に低い地域では洪水が発生することがあります。
プルヘンティアン島やレダン島など、東海岸の島々は、この時期は海が危険になるため閉鎖されます。
🌦 南西モンスーン(5月から9月)
こちらは穏やかなモンスーンです。西海岸への影響は比較的小さく、クアラルンプール、ペナン、マラッカなどでは、午後の短いにわか雨が多い程度です。日常生活への影響も少なめです。
モンスーンが日常生活に与える影響
クアラルンプールやクランバレーでも、雨はとても激しくなることがあります。多くの人が次のような状況を経験します。
突然の渋滞
一部地域での冠水
Grabの待ち時間の増加
「今は出かけない方がいい。雨、めちゃくちゃ強いよ。」という定番の注意
最初は戸惑うかもしれませんが、地元の人は慣れています。空の様子を見るだけで雨を予測できる人も多いです。
快適に過ごすためのヒント
小さな傘を持ち歩く
家を出る前に天気をチェックする
大雨の後に冠水しやすい道路を避ける
仕事場に予備の靴を置いておく
車で水たまりを通る時は慎重に運転する
よく歩く方は電子機器を防水ポーチに入れておく
買い物や用事は早めの時間に済ませる
雨のピーク時はGrabの遅れを覚悟する
外国人の方がよく驚くこと
雨音は大きいけれど、ほとんどの場合は心配不要です
屋根に当たる音がとても激しいことがありますが、雨雲は比較的早く通り過ぎます。
天気の話題はマレーシア文化の一部です
雨で予定が変わると、自然と会話が生まれます。
雨の日はローカルのご飯がもっとおいしく感じます
テ・タリック、ロティ・チャナイ、熱い麺料理はモンスーンの時期にぴったりです。
自然がより青々として涼しく感じられます
雨の後は公園や森が一段と鮮やかになります。
モンスーンシーズンを楽しむコツ
涼しい気温や家でゆっくり過ごす時間が好きな方には、心地よい季節になります。ペナン、ポートディクソン、マラッカなど西海岸では、ビーチや海沿いのカフェが営業しており、比較的静かでゆったりと散歩ができます。
東海岸は状況が異なります。北東モンスーンの時期は海が荒れ、水上アクティビティは危険です。波や潮の流れが非常に強くなるため、多くの島やリゾートが閉まります。シーズンが終わるまでは、東海岸での海遊びは避けた方が安全です。
モンスーンは、マレーシアの人々がどのように天候に順応し、また大雨や洪水の時にお互いを助け合うのかを見る良い機会にもなります。天気のリズムに慣れてくると自然に感じられるようになります。朝は晴れ、午後に激しい雨、そして夕方には再び落ち着く空。この繰り返しが熱帯の暮らしそのものです。マレーシアが一年中緑豊かで活気にあふれているのも、この雨のおかげです。



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