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ハリラヤ・ハジ:マレーシアにおける犠牲・思いやり・そして絆の一日 ✨

  • 執筆者の写真: Ezlyna
    Ezlyna
  • 6月8日
  • 読了時間: 2分

ハリラヤ・ハジ(イード・アル=アドハーとも呼ばれます)は、ハリラヤ・アイディルフィトリに続く、マレーシアで二番目に大きなイスラム教の祝祭です。一見すると静かな印象を受けますが、この特別な日は深い意味を持ち、家族や地域社会を力強く結びつける役割を果たしています。


🕌 ハリラヤ・ハジとは?

この祝祭は、神への忠誠心を示すために息子を捧げようとした預言者イブラヒムの物語に由来しています。最終的に息子は助かり、代わりに動物が捧げられました。この信仰の行いを称えるため、「クルバン(犠牲)」という儀式が行われ、牛やヤギ、羊などの動物が捧げられます。そしてその肉は、家族、友人、そして困っている人々の間で分け合われます。


🇲🇾 マレーシアでの祝い方

マレーシアでは、朝のお祈りから一日が始まります。多くの家庭では伝統的な衣装を身にまとい、家族そろってモスクでの礼拝に参加します。その後、クルバンの儀式が行われ、これは多くの場合モスクや地域コミュニティによって主催されます。この日は特に、他者への思いやり、分かち合い、そして助け合いの精神が大切にされます。


ハリラヤ・アイディルフィトリのようにオープンハウスや訪問の文化が華やかに行われる祝日とは異なり、ハリラヤ・ハジはより静かで内面的な時間が多く、地域社会とのつながりを重視する雰囲気があります。故郷に帰省する人もいますが、中心にあるのは精神的な価値観や優しさの行動です。


🧕 マレーシアに暮らすエクスパットの方へ

マレーシアに暮らすエクスパットにとって、地域社会の絆や信仰の深さを目の当たりにできる貴重な機会となります。近所の方から肉をいただいたり、クルバンの儀式に招かれたりすることもあるかもしれません。伝統や価値観、寛容さについて語り合う良いきっかけにもなります。


ハリラヤ・ハジは、宗教的な意味だけでなく、日常生活における「犠牲の力」を思い出させてくれます。他人を思いやり、共感を持ち、つながりを大切にすることの大切さを感じさせてくれる日です。直接参加しても、少し距離を置いて見守っていても、この祝祭はマレーシア文化の核心に触れる美しいひとときを届けてくれます。


📷: 1) ザレハ 2) ヌルファリザ

 
 
 

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