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エクスパットにとって、マレーシアは老後を過ごすのに良い場所? 🏝️

5 時間前
読了時間: 5分

前回の更新から、3か月以上が経ってしまいました。一時は、マレーシアンリンクが本格的に稼働するまで、このブログもしばらく休止した方がいいのではないかと考えていました。ウェブサイトを見た方に、すでにすべてのサービスを提供していると思われてしまうのは避けたいからです。


ただ、この静かな期間にも、マレーシアでのボランティア活動についてなど、何件かお問い合わせをいただきました。短時間で対応できる内容で、私たちにできることであれば、今のところ無料でお手伝いしています。マレーシアンリンク はまだ準備途中ですが、その間もブログだけは続けてみようと思います。


最近、ある人から「マレーシアで老後を過ごすための家はもう買ったの?」と聞かれました。「いいえ、もしかしたらリタイアメントホームに入るかもしれません」と答えたところ、「そんなふうに老後を考えている人に初めて会った」と言われました。


実際には、まだ老後について具体的に計画しているわけではありません。でも、その会話をきっかけに、長年マレーシアで暮らしてきたエクスパットにとっても関係のあることを考えるようになりました。


マレーシアは、数年間暮らす場所というだけでなく、年を重ねていきたいと思える場所なのでしょうか。


マレーシアは以前から、通常の海外赴任期間を超えて長く暮らしたいと考える外国人を惹きつけてきました。Malaysia My Second Home(MM2H)のような長期滞在制度もその一つです。


しかし、数年間暮らす場所を選ぶことと、老後を過ごす場所を選ぶことは、まったく同じではありません。若いうちは、仕事、子どもの学校、レストラン、旅行のしやすさ、職場までの距離などが大きな判断材料になるかもしれません。けれども年齢を重ねるにつれて、医療、移動のしやすさ、地域とのつながり、日常生活のサポートなどが、より重要になってきます。


55歳のときには大きな家が魅力的に思えても、80歳になって家の管理が難しくなったり、病院へ行くたびに車で長時間移動しなければならなくなったりすれば、同じようには感じないかもしれません。


医療は、マレーシアで長期生活を考える人にとって、大きな魅力の一つだと思います。クアラルンプール、ペナン、ジョホールなどには充実した民間医療があり、海外からの患者を受け入れている病院も少なくありません。


ただ、良い病院があるというだけでは、老後に関するすべての問題が解決するわけではありません。健康保険、交通手段、定期的なケア、将来的に自宅でサポートが必要になった場合のこと、そして今選んだ住まいが20年後にも暮らしやすいかどうかまで考える必要があります。


そこで興味深いのが、リタイアメントコミュニティという選択肢です。


マレーシアでは、自分の意思でリタイアメントコミュニティに移るという考え方は、まだあまり一般的ではないように感じます。これまで高齢になれば自宅で暮らし、ある程度は成人した子どもや親族が支えるという考え方が強くありました。


しかし、家族の形も変わっています。子どもが別の都市や海外で暮らすことも珍しくありません。また、子どもが親の介護を中心に自分の人生を組み立てることを望まない人もいます。


マレーシアでも、独立した生活を続けながら必要なサービスを受けられる住居や、介護付き住宅、高齢者向けのコミュニティなどが少しずつ増えています。近くに親族がいないエクスパットにとっては、こうした場所が将来的に重要な選択肢になるかもしれません。単に住む場所というだけでなく、必要になったときのケアや人とのつながり、日常生活のサポートも得られるからです。


ただ、もっと大切なのは、マレーシアにどのようなリタイアメントホームがあるか、どんな家を買えるか、ということだけではないのかもしれません。


そこで毎日、どんな生活を送るのか。


仕事を辞めたあとも、近くに友人はいるでしょうか。車を運転しなくなっても生活できるでしょうか。出かける場所があり、人と会う機会があり、楽しめることがあるでしょうか。


エクスパットの中には、仕事や子どもの学校、ほかのエクスパットとの交流を中心に人間関係を築いている人も多いと思います。でも、仕事を辞めれば、その生活の一部も変わります。長く付き合ってきた友人が別の国へ移ることもあります。


だからこそ、老後を考えるときには、家や医療と同じくらい「コミュニティ」が重要になるのかもしれません。


マレーシアで暮らすことを楽しむのと、マレーシアで年を重ねたいと思うことにも違いがあります。


長く暮らしているうちに、生まれた国ではなくても、マレーシアを「自分の居場所」と感じるようになるエクスパットもいるでしょう。一方で、マレーシアでの生活をとても気に入っていても、老後は母国へ戻りたいと思う人もいます。いくつかの国を行き来しながら暮らす人もいるかもしれません。


正解は一つではありません。


それに、老後が10年、20年先なら、その頃にはマレーシアも変わっています。医療、高齢者向け住宅、移民制度、街の様子も、今とは違っているでしょう。


だから、今すぐすべてを決める必要はないのだと思います。


ただ、一度考えてみる価値はあるかもしれません。


「マレーシアで老後を過ごす経済的な余裕があるか」だけではなく、

「マレーシアで年を重ねていく自分を想像できるか」。


この二つは、少し違う質問です。


後者には、お金や医療だけではなく、自立した生活、人とのつながり、移動のしやすさ、居場所、そして仕事が生活の中心ではなくなったあとに、どんな毎日を送りたいかということまで含まれています。


何十年も前から、すべての答えを出しておく必要はないと思います。私たち自身も、まだ何も決めていません。


でも、ときにはリタイアメントホームについての何気ない会話が、こうしたことを考えるきっかけになるのかもしれません。


 
 
 

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