壁ではなく橋を:反移民感情と共生についての思い 🌍
- Ezlyna
- 9月26日
- 読了時間: 3分
このブログを更新しないまま、もうすぐ1か月が経ちます。その間にも世界は止まることなく動き続け、多くの出来事がありました。最近特に目立つのは、世界各地で高まる「反移民感情」です。
政治家が「より厳しい国境管理」を掲げ、移住者への抗議が起こり、日常の会話の中でも警戒や不信感が聞こえることがあります。海外に暮らす身としては、このようなニュースは他人事ではありません。エクスパットであれ移民であれ、境遇は違っても「外国に住む人」として同じ経験を分かち合っています。
移民とエクスパット:言葉がつくるイメージの差
「移民」と「エクスパット」という言葉はしばしば混同されますが、社会的な響きには大きな差があります。「移民」は貧しい、助けを求めている、あるいは負担になる存在と描かれることが多いのに対し、「エクスパット」はグローバルな専門職や自由なライフスタイルを持つ人々として、冒険的で華やかな存在と見なされがちです。
しかし現実には、どちらも「母国を離れて暮らす人々」であることに変わりはありません。
なぜ反移民感情が強まるのか?
背景にはいくつかの理由があります。
💼 経済的不安:仕事が奪われるのではないかという恐れ
🏠 文化的アイデンティティ:伝統や価値観が失われるという不安
🗳 政治的利用:移民問題が選挙対策として利用される
📺 メディアや誤情報:ネガティブな物語がポジティブなものよりも広まりやすい
このような状況が「私たち」と「彼ら」という対立構造を強め、共感が失われてしまいます。
どのように前へ進めるのか?
すぐに解決できる方法はありませんが、小さな行動から橋を架けることは可能です。
🌟 前向きなストーリーを共有する
🥘 地元の人々と新しく来た人々が直接出会う場をつくる
🌱 多様性は脅威ではなく力であると伝える
マレーシアンリンクの思い
マレーシアンリンクは、エクスパットが「バブル」の外に出て、地元の人々が愛するマレーシアとつながるきっかけをつくりたいという思いから始まりました。市場、村、地域の行事――そこには、この国の魅力が詰まっています。
今のような時代だからこそ、この使命はますます大切になっています。ナイトマーケットの屋台で肩を並べて食事をし、地域の祭りで笑い合う。その瞬間、「移民」や「外国人」というラベルは消え、ただ「人」としてつながることができます。
最後に
反移民感情は世界的に高まっていますが、恐れに支配される必要はありません。分断ではなくつながりを選ぶことで、未来は変えられると信じています。
壁ではなく橋を。見知らぬ人ではなく隣人を。そしてマレーシアが、新しく来る人々を「許容する」のではなく「歓迎する」場所であり続けることを願っています。🏡




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