マレーシアの人たちが普段食べている場所：フードコート、ホーカーセンター、屋台グルメへのラブレター 🍽️

マレーシアに来たばかりで、地元の人たちがどこで食事をしているのかまだよく分からないという方もいらっしゃるかもしれません。ちょっとしたヒントですが、地元の人々が日常的に通う場所は、ムードのある照明やワインリストのあるレストランではないことが多いです。

実は、フードコート、ホーカーセンター、そして夕方になると駐車場などに現れる屋台のようなオープンエアの食事スポットこそ、マレーシアの「本当のごはんどころ」なのです。

それでは、どんな場所があるのでしょうか？

フードコート

多くはショッピングモールやビルの中にあり、タイル張りの床にプラスチックのテーブルが並びます。チキンライスやロティ・チャナイなど、さまざまな料理を提供する屋台が軒を連ねています。冷房が効いているところもあれば、オープンエアの場所もあります。どちらにしても、手頃な価格で美味しい食事を楽しむことができます。

ホーカーセンター

屋外や半屋外に複数の屋台が集まっている場所です。各屋台は、チャークイティオ、ヨン・タウ・フー、サテーなど、特定の料理に特化していることが多いです。

メダン・セレラ

マレー語で「食堂」や「フードセンター」を意味する言葉で、看板でよく見かけます。一般的にホーカースタイルの食事エリアを指します。

ゲライ・マカン

家族経営の小さな屋台で、道沿いに並んでいたり、大きなフードセンターの一部となっていたりします。

フードトラックと駐車場のポップアップ

夕方や週末に人気がある形態で、日本のお弁当やフュージョンタコスなどを提供するモダンなものもあれば、ラムリーバーガーやグリルシーフード、タイ風ミルクティーといった定番を扱う屋台もあります。

呼び方が違っても、いずれも豊富な選択肢と地元らしさ、そしてお得感が魅力です。

地元の人々に愛される理由

値段の安さだけでなく、誰もが好きなものを自由に選べて、料理が早く提供されること、そしてカジュアルで開放的な雰囲気が人気の理由です。さらに、長年にわたって受け継がれてきた家庭の味を楽しめるのも大きな魅力です。

駐在員の方に知っておいていただきたいこと

・ティッシュやウェットティッシュを持って行くと便利です。

・通常は屋台で注文してから席に着きます。料理はスタッフがテーブルまで運んでくれます。

・飲み物は別の屋台で注文し、そちらに直接支払います。

・ほとんどの屋台では現金が好まれますが、最近では電子決済に対応しているところも増えています。

・同じ料理でも屋台ごとに値段が異なることがありますが、地元の人たちは価格よりも味で選んでいるようです。

美味しい屋台の見つけ方

近くの人に聞いてみるのが一番です。マレーシアの人々は食べ物のおすすめを共有するのが大好きです。レビューサイトやアプリも役立ちますが、実際に近所に住んでいる人から聞いた情報の方が信頼できることが多いです。

初めてこうした場所に行くと、少し戸惑うこともあるかもしれません。そこでマレーシアンリンクでは、ガイド付きのフード体験をご用意しています。ホーカーフードが初めての方も、トレンガヌのナシ・ダガンやクランタンのラクサムなど、地方の名物料理に興味がある方も、安心してご参加いただけます。注文方法のご説明や、マレー語での簡単なやり取りの練習もお手伝いいたします。

湯気の立つ麺を前に、アイスのテ・タリックを片手にしながら、にぎやかなおしゃべりと鉄鍋の音に囲まれたテーブルで食事をすれば、なぜ地元の人々がこのスタイルの食事を愛してやまないのかが、きっとわかるはずです。

📷: ハピズ　ロスリ